こんにちは。しばらく更新をさぼってしまい、失礼しました。
ここ数日間ぽかぽか陽気が続き、里山では桜が開花しました(写真は柵建代神社)が、
今朝は再び氷点下に冷え込み、午後からはみぞれが降り注ぐ戸隠です。
そうでした。春の陽気が数日続いたからとうっかりコタツをしまってはいけません。
5月の連休ぐらいまではこんな日々が続くのです。
今年は、積雪は例年並みでしたが、雪融けがいつもより早く進みました。
戸隠森林植物園では4月26日のオープンを前に、ミズバショウが咲き始めました。
咲き始めてから雪にあたると色が黒ずんでしまうので、もうこれ以上降らないでと、お天道様に願うばかり。
まだまだ芽が出始めた株もたくさんあるので、ゴールデンウィークから5月中旬頃までが見頃になりそうです。
純白の水芭蕉と黄色いリュウキンカの共演も楽しみです。
近日中に春の花特集をUPしますので、乞うご期待!
そして、戸隠神社奥社前の駐車場舗装工事も着々と進んでおります。
4月13日 整地作業完了。
4月20日 アスファルト舗装完了。
参道入口の脇にはスタッフが常駐する管理棟とインフォメーションセンターとなるデッキが作られました。
奥の骨組みは二輪車専用パーキング。
これから植栽が施され、いよいよ27日(土)にオープンです!
どんな駐車場になるか、こちらもお楽しみに。
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妖精たちのお目覚め。
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山の恵みをいただきます。
こんにちは。この春は寒暖の差が激しく、季節外れの降雪に驚かされたりと、
人間たちが翻弄されているうちにも季節は巡り、気がつけば山の木々が萌葱色の衣をまとい始めました。
戸隠森林植物園や戸隠神社奥社周辺には残雪がありますが、
大勢のお客様が戸隠の自然を楽しみに訪れるグリーンシーズンの到来です。
今回は、観光客の皆さまにとっては秘境ともいえる、旧柵村(しがらみむら)の里山にて
4月26日に行われた戸隠を知る会主催「草摘みの会」の潜入レポートです。
戸隠へお嫁に来て驚いたことのひとつが、冬の間はたくわんや野沢菜漬けの指定席だった食卓が、
春の訪れとともに緑色の山菜で埋め尽くされることです。
この時季、スーパーで野菜を買う必要などありません。
小一時間も歩けば、立派なおかずのネタを仕入れることができるのです。
さて、今日はどんな珍味に出会えるでしょうか?
旧柵小学校を利用した戸隠地質化石博物館から出発。
これぐらい伸びたフキノトウも茎を油炒めなどにすればおいしく食べられるそう。
カンゾウ(甘草)。漢方薬に使うのは根っこですが、今日はその名の通り甘みのある葉をいただきます。
土手に生い茂るアサツキ。
茎が赤っぽく、根がらっきょう型なのがアサツキ。
葉っぱが垂れるように伸びているのはノビル。根は丸型です。
食べられる木の芽シリーズ
①アケビ。お浸しにして美味。採ってしまうのは可哀想な気もしますが、「少しだけ分けてください」と声をかけながら。
②ハリギリ。トゲに気をつけて。
③タラノメ。最近は畑で栽培する人も増えています。
④コシアブラ。山菜ファンに人気の木の芽、天ぷらにして食べるにはあと一週間ぐらい待ちましょう。
杉林の下に、ぽっこりきのこを発見!食べられるかどうか、ひとつ採って持ち帰ることに。
こちらは食べられない「ドクゼリ」。
こちらも食べられませんが、お花のようなコケ。
オオウバユリの地下茎はユリネのようでおいしいそうですが、手掘りでは根が深すぎて採れませんでした。
茎から上を頂いて、試食してみることに。
地面を掘り返した跡が出現! 山菜の乱獲?
いえいえ、イノシシが土の中のミミズを探しに来たようです。
収穫物を旧家庭科室に持ち帰り、仕分けしてみると......計16種類。大漁です!!
内訳はアサツキ、アミガサダケ(持ち帰ったキノコ。食用可でした!)、アケビの新芽、オオウバユリ、カンゾウ、ギシギシ、コゴミ、コシャク、タラノメ、タンポポ、ツクシ、ノビル、ハリギリ、フキ、フキノトウ、ヨモギ。
別に用意していたエビやイカ、卵を合わせて調理の開始です!
ちなみに、今日の会のメンバーには宿坊や民宿のご主人も。
限られた機材と材料で手際良く調理が進みます。
山菜はごみ取りなど下準備に時間がかかりますが、小一時間で見事に10品程の料理が出来上がりました!
おいしいと評判だった一品をご紹介。
アサツキのふわふわ卵とじ。(料理長曰く、出汁を入れるのがふわふわに仕上げるポイント!)
カンゾウの酢味噌和え。(味噌+酢+砂糖+出汁)
フキノトウ(茎)の油炒め。
春の恵みの天ぷら盛り合わせ。
アケビの新芽のお浸しは、ほんのり甘く、滋味深い味わいでした。
ちなみに、一番不評だったのはオオウバユリの葉のお浸し。
衝撃的な苦さでした!(茎の天ぷらはまずまず食べられましたが)
普段「雑草」とひとくくりにまとめてしまう草花も、こうしてひとつひとつ調理し味わってみると意外な発見があります。
山菜はアクが強いので、食べ過ぎるとよくないといわれますが、
毎日少しずつ取り入れていれば、お腹もスッキリ!天然の健康食です。
改めて、山の恵みに感謝した一日でした。
※戸隠森林植物園や戸隠神社周辺など上信越高原国立公園に指定されている場所では、山菜採りはできません。
おまけ。(ボクがどこにいるかわかる?)
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参拝・散策の拠点にどうぞ。
こんにちは。連休中は穏やかな陽気に恵まれ、大勢のお客様をお迎えした戸隠。
桜前線は中社辺りまで上昇中。奥社付近や牧場のオオヤマザクラの見頃までは
もう少し時間がかかりそうです。
さて、このブログでも何度かご紹介した奥社入口駐車場。
順調に舗装工事を終え、4月27日にオープンしました。
収容可能台数は普通車105台(身障者用3台)、大型バス4台、二輪車15台。
この駐車場のハード面の一番の特徴は、お客様を安全に奥社参道へお導きするための歩行者レーンとグリーンスポットがあること。
戸隠産の石を使った植え込みは、シャクナゲ、カツラ、ヤマボウシなど季節ごとに花や紅葉が楽しめる植栽になっています。
シンボルツリーはこちら。
戸隠大山桜の会が戸隠牧場のオオヤマザクラの実生から育てた若木。
駐車場を囲むように、計14本のオオヤマザクラが植えられています。
将来、ピンクの花が春の訪れを祝福し、大きな梢が真夏の日差しを和らげる木陰となってくれるでしょう。
さらに、ソフト面のサービスとして、急な雨や雪でお困りの際に自由に使っていただける「戸隠もりのかさ」をご用意しました。
ご使用後は管理棟横の傘立てへお返しくださいね。
こちらは、駐車料金の領収書と併せて御客様にお渡ししている「杜あるきのしおり」。
A4 四つ折りの小さなしおりですが、ひとつ開くと奥社参道のみどころをイラストで綴った「奥社の杜歩きマップ」、
もうひとつ開くと「しんこきゅうにおすすめの戸隠MAP」になっています。
土日祝日は大勢の参拝客で参道が混み合うこともありますが、
このマップを片手に、ぜひゆったりとした気持ちで奥社の杜を歩いてみてください。
ご参拝や森林植物園の散策で一汗かいた後には、名物戸隠そばを食べて、元気をつけましょう。
今回は、駐車場から一番近いお蕎麦屋さんをご紹介。
今年、建替え後11年目を迎える「奥社の茶屋」です。
ご存知の方も多いと思いますが、周囲の景色にとけ込む黒塗りのお店の設計者は、世界的に有名な建築家隈研吾氏!
のれんをくぐって、一歩店内に入るとそのモダンさに驚きます。
奥社の杜の自然を借景した、開放感のある空間。
テラス席で自然との一体感を楽しみながら一服するのも素敵ですね。
熟練のそば打ち職人が「舌触りのよい蕎麦」にこだわって心を込めて打つ
お蕎麦(ざる蕎麦800円)は、まさに喉越しがよく、思わずお替わりしたくなりました!
最近は、ソフトクリームだけを召し上がるお客様が増えているそうですが、
お蕎麦は江戸時代から続く、ご参拝のもてなし食。
戸隠地区では20数軒のお店が伝統の味と技を競っております。
ぜひお好みのお店へお立ち寄り、元気をチャージしてお帰りくださいませ。
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戸隠花図鑑(1)
こんにちは。今年は寒暖の差が激しい5月ですが、皆さま体調を崩されていませんか?
我が家のちびさんは、お腹の具合が悪く、今週はまるまる保育園を休みました。
風に揺れる小さな野の花に、色付き始めた山の色々な緑に、ため息が出るようなこの季節。
野を見渡せば、植物図鑑の中にいるような戸隠です。
花の見頃を見逃したという方のために、4月から5月に見頃を迎えた野山の花々の一部をご紹介します。
チョウジザクラ(4/26戸隠地質化石博物館近く)
オオヤマザクラ(5/13戸隠牧場)
前回、奥社前駐車場のシンボルツリーとしてご紹介したオオヤマザクラのマザーツリー。
樹齢400年以上と言われますが、今年もしっかりと花を咲かせてくれました。
カタクリ(5/3荒倉キャンプ場)
カタクリ(5/13越水 山の庭タンネ前庭)
タチツボスミレ(5/13 諸沢)
ニリンソウ(5/9 宝光社 山本館)
トガクシショウマ(5/9 宝光社 山本館)
シラネアオイ(5/8 下祖山)
ミズバショウとリュウキンカ(5/15 戸隠森林植物園)
今年は早い所では4月中旬に咲き始めたミズバショウ。
その後、4月末の降雪や遅霜に合いながらも大きな被害はなく、森林植物園では連休明けに見頃を迎え、長く楽しむことができました。
私はミズバショウを初めてみたとき、その香りのよさに驚きました。
まさに、天然のアロマテラピー♡
今年体験できなかった方も、来年はぜひお出かけくださいませ。
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戸隠で鳥を極める!
こんにちは。昨日は観測史上3番目に早い梅雨入りということで、雲の中にすっぽり入った戸隠です。
恵みの雨とはいえ、暑くもなく寒くもない、一年で最も爽やかな日が、今年はほんの数日しか続かず、異常気象に翻弄されているのは人間だけではないでしょう。
それでも、田植えの始まった田んぼから聴こえてくるカエルの大合唱や、
新緑の森で子育て真っ最中の野鳥たちに出会うと、ほっとします。
ということで、今回は戸隠地質化石博物館で開催中の「鳥の世界展」を見て参りました。
言わずと知れた野鳥の宝庫・戸隠。
展示室に入る前にまず目を奪われたのは色とりどりの鳥の羽根を一斉に並べた標本。
戸隠内で事故に合う等して運ばれて来た死骸をスタッフが丁寧に解剖し、一枚一枚分解して並べたまさに実物の野鳥図鑑
なかには全国的にも貴重なアカショウビンの標本も!なんでも、戸隠公民館のガラス窓にぶつかってお亡くなりになったそうです。
展示室内には、戸隠森林植物園で録音した野鳥の囀りが流れ、リラックスできるか...と思いきや、先に入った娘(年中)の奇声が!
それもそのはず。娘にとっては初めての、自分より大きい鳥の剥製がぞろぞろ。
1歳半の息子に至っては、母の腕にぎゅっとしがみつき、初めは声も出ませんでした。
こちらは、古来、日本人に馴染みの深いツル。
山水画等で「鶴」として描かれたものに、松の木の上に巣籠る鶴の画がありますが、
実際、鶴は木の上に巣を作らないってご存知でしたか?
解説によると、モデルとなったのは「コウノトリ」ということ。
今や絶滅危惧種のコウノトリさんですが、昔は鶴と間違えるくらい、よく見かける鳥だったということ!?
ちなみに上の剥製は豊野中学校で昭和32年頃から「鶴と亀」として所蔵されていたもの。実はコウノトリだったということが、最近になって発覚したそうです。
こちらは、珍しいトキの剥製。
長野高校からこの企画展のためにお借りしてきたそう。だいぶ年季が入っていますが、制作年等は不明です。
珍しい鳥たちの共演はまだまだ続きます。
全国的に貴重で、以前戸隠でも見られたことがあるヤツガシラ。
冠のようなヘアースタイルが個性的!
長野市城山動物園でお役目を終えた仲間たちも、博物館で剥製となってまだまだ活躍中。
インドクジャク。羽根を広げるのがさぞ大変だったと思われます。
こちらのペリカンは、動物園の飼育係さんの思い入れが強く、飼育係さんが自ら手がけたそう。
剥製部屋にて、唯一(?)微笑ましかった展示がこちら。
取り壊しになった保育園のポストの中に作られたスズメの巣。
中を覗けるのも、ポストならでは。
初めはおっかなびっくりだった子どもたちも、学芸員さんのおもしろい解説をきくうちに、緊張がほぐれた様子。
最後には「もう行くよ」と言っても、なかなか立ち去ろうとしないほど、面白がっていました。
鳥類の祖先は恐竜、恐竜の子孫が鳥類....。
太古のロマンに思いを馳せられる、戸隠地質化石博物館。
「鳥展」は6/2まで。お急ぎください!
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戸隠で「雪がくし蕎麦」を食す。
こんにちは。「梅雨入り」はフライング?と思えるほど、清々しい晴天の下、6月を迎えました。
トップ画像はキジと飯縄山。(中央にキジが歩いています)
さて、今日は今月1日より販売を開始した「戸隠雪がくし蕎麦」のお話。
すでに報道機関や協会ホームページ等で御案内のとおり、「雪がくし」とは、秋に収穫した戸隠在来種のそばの実を、冬の間一定温度に保たれる雪室に保存し、熟成させた蕎麦のこと。
戸隠そば協同組合に加盟するそば店の店主を中心に、質が劣化しやすい6~7月の期間においしいそばを提供できないかと、今シーズン初めての取り組みです。
(写真は昨年8月末に撮影した秋そばの花)
戸隠スキー場近くに作った雪室で、戸隠産在来種のそばの実約300キロを1月から5月まで4ヶ月間保存。「厄介もの」扱いされる雪を資源として有効活用した戸隠ならではの「エコプロジェクト」でもあります。
さて、うんちくはともかく、お味は?
ということで、今回は中社地区にある水車回る古民家のお店、蕎麦処戸隠食堂で頂いて参りました。
冷水で引き締めた麺は少しもちもちとした食感。
コクと深みのあるつゆとの相性も抜群です。
お店の村上龍太さんにお話を伺うと、試食会でそばの挽き方やつなぎの割合を変えた数種類の蕎麦を食べ比べた結果、そば粉は石臼挽きで、つなぎ2割のざるそばと、そばがきを提供することにしたそう。(提供方法、価格はお店によって異なります)
貴重な戸隠産在来種を雪中保存したプレミアムものともいえる「戸隠雪がくし蕎麦」。このお店では850円で頂けます。
また、この時期のおすすめは、コシアブラ、エラ、根曲がり竹等、旬の山菜がたっぷり入った天ぷら。山菜採りのベテランであるご店主自らが、季節になると山へ入って採って来るそうです。
なお、雪がくし蕎麦の提供食数は全店舗で2000食。1日の提供食数が決まっている店舗が多いので、事前の予約がおすすめです。
目印はこのポスター。
お問い合わせは戸隠そば祭り実行委員会(長野市商工会戸隠支所tel.026-254-2541)へ。
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戸隠花図鑑(2)
こんにちは。戸隠では田植えがほぼ終わり、畑の作物の背丈も伸びてきました。
ここらでしっとり恵みの雨が欲しいところですが、今年は空梅雨でしょうか....?
調整をとるかのような突然の豪雨だけは勘弁してほしいものです。
さて、今回は5月下旬〜6月初旬に見頃を迎えた花々をご紹介します。
トップは戸隠森林植物園で撮影したヤマシャクヤク。玉のような白い花が緑の中によく映えて、うっとりと見入ってしまいます。
アツモリソウ(奥)とヒメシャガ(手前)(5/24 越志旅館)
「野生ランの王者」と言われるアツモリソウは、盗掘被害を受けやすく、全国的に稀少種として保護が呼びかけられています。
越志旅館では猫などに踏まれないようにつぼみの頃から割り箸で囲み、手塩にかけて育てているそうです。
エンレイソウ(5/22 戸隠森林植物園※以下同)
ヤブデマリ
イワカガミ
コバイケイソウ(6/6 戸隠森林植物園)
感じで書くと小梅蕙草。花が梅の花に、葉が蕙蘭に似ていることから名付けられたそう。
マムシグサ(6/3 古宮神社)
ヤマオダマキ(6/7 越水ヶ原)
レンゲツツジ(6/10 越水ヶ原)
番外編:親木の枝から垂直に若木が伸びるモミノキ(5/31 奥社参道入口)
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戸隠を歩いて、見て、聞こう!
こんにちは。夏至を前に、夏そばの花が咲き始めた戸隠です。
雨が少なくても、すくすくと育つそば。
水田耕作ができなくなった遊休農地の強い味方でもあります。
(写真のそば畑も以前は水田でした)
さて、今日は「戸隠さんぽ隊女子部」のお話。
昨年の秋に思いつきで始めたさんぽ隊ですが、
やるからには、面白く!ということで、
今年は長野県の元気づくり支援金の後ろ盾を受けて、
本格的に起動することになりました。
まずは人集め。
私たちが住む戸隠をもっとよく知り、楽しめるように、
祖先が残してくれた素晴らしい自然や文化を子どもたちにも継いでいきたい。
Facebook、戸隠地区全戸回覧、子育て学級等々...あちこちでチラシを配り、思いを共有する人たちを募りました。
その結果、嬉しいことに10名の隊員をget!
(未就学児のお子様も入れれば14名!)
予想外に男性隊員も現れ、心強いものです。
写真は6月18日に戸隠運動場のクラブハウス「友遊」にて催した座談会(ランチミーティング)の様子です。
隊員たちの出身地はさまざま。
結婚や仕事をきっかけに戸隠や飯綱高原に住むようになったという方、
戸隠には住んでいないけれど、縁がある方....
皆に共通しているのは「戸隠をもっと知りたい」という思い。
観光地としてだけではなく、住民にとってもより暮らしやすい戸隠になるように、
住民の目線、お母さん目線で戸隠を歩きながら集めた情報を
「おでかけマップ」(イラストマップ)と「戸隠御案内手帖」(冊子)にまとめていきます。
子どもたちに残したい戸隠の文化(民話、方言、食など)も掲載予定です。
次回の活動は6月26日(水)。
戸隠支所のある豊岡地区を中心に
石仏と戸隠連峰の眺望を楽しみながら歩きます。
隊員として参加したい方(地域内外問いません)はメールかお電話にてご連絡くださいませ。
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miyagawa■togakushi-21.jp(■を@に替えて送信してください)
026-254-2881(戸隠観光協会事務局)
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戸隠でガーデンカフェ体験。
こんにちは。山々の緑が日増しに濃くなり、観光案内所では夏休みの混雑状況や登山の問合せが増えてきました。
今日は、神社でも、お蕎麦屋さんでもなく、戸隠でお茶をしながらゆっくりと時間を過ごしたい方にとっておきの場所をご紹介します。
宝光社地区の手前(バードラインと県道76号線の分岐点南側)、そば畑や雑木林に囲まれてひっそりとたたずむ別荘風の建物があります。
建物の正体は戸隠の自然と花が大好きなオーナー、南美千代さんが営むガーデンカフェ 花伝舎(かでんしゃ)。
一見すると、お花に囲まれたテラス付きのカフェですが、テラスの向こうには広大なガーデンが広がっていました。
敷地の広さはなんと4000坪!耕作放棄地になっていた農地と雑木林を利用し、地形と植生を生かしたガーデンは6つのエリアからなっています。
まずは季節毎に花が楽しめるフラワーガーデン。
園内は白系の花、パステルカラーの花、ビタミンカラーの花など、ゆるやかにゾーニングされ、それぞれのゾーンの中でも花同士がセッションするように、工夫して植えられています。
色とりどりの花々を前に、はじめはきょろきょろしてしまいましたが、
ひとつひとつをよく見ると、個性があっておもしろい!
こちらは、葉が羊の耳に似ている”ラムズイヤー”。
ネギの仲間、アリウム。
涼しげなカンパニュラ。
今年は少雨の影響で、株の育ちがよくなく、背丈が伸びないまま花が咲いているとのことですが、寒い長い冬を乗り越えて、たくましく花を咲かせた草木。
その生命力に感動!
せっかくつぼみをつけたのに、花を咲かせる前に豪雨等で折れてしまう株もあり、自然界の厳しさを学ぶこともできます。
日差しをいっぱいに浴びた花の園の後は、カラマツ林の中のシェードガーデンへ。
木道沿いには、数百株の水仙が植えられ、4月下旬には一帯が白や黄色に彩られるそうです。
カラマツの小径を抜けると、しっとり静かなサイレントガーデン。
白樺の下のベンチ。何も考えず、ぼーっと座ってみたいですね….。
見晴らしのよい高台から下を見ると、サークル状のハーブガーデンが。
ブルーキャットミント、オレガノ、タイム、セージ、カモミールなどなど、料理やスイーツ、お茶に使うハーブがたくさん花を咲かせていました。
もともと自生していた草木が素晴らしく調和しているのが、花伝舎ガーデンの最大の魅力。
花が好きで、「ターシャの庭」に憧れ、独学でガーデニングを学んだ南さん。
この土地と巡り合い、自然の草木を生かしながら、色を加えたり、耐寒性のあるものを調べては試し、失敗を重ねながらも、10年ほどかけて今の姿になったそうです。
こちらは満開のヤマボウシ。
実をたわわに実らせた桑の木。
珍しいヤマナシの木もありました。
お隣のそば畑の借景も見られるブルーベリー園の隣は店舗と直結するキッチンガーデン。
減農薬、有機栽培で、採れたての野菜をそのまま、お客さまに提供しています。
ということで、お待たせしました「花伝舎ランチ」。
この日は採れたてのレタス、ルッコラ、クレソンなどがたっぷり入ったサラダに、新タマネギとチキンのマリネ(フェンネルを添えて)、国産豚肉のウィンナとベーコンのアスパラガスソテー、ミネストローネスープ、パン(十穀米にもできます)、ドリンク(コーヒー、紅茶、ハーブティー、ジュース)が付いて1280円。
新鮮な野菜は、そのものに甘みがありますが、オリーブオイルベースのドレッシングをかけると更においしさUP!
アスパラとベーコンは憎らしいほどの相性。
さっぱりとした鶏肉マリネとフェンネルの香りのハーモニーも最高でした!
さらに、この時期のおすすめということで、アスパラマフィンをいただきました。
キッチンガーデンで採れたアスパラガスと、ベーコン、豆、チーズがトッピングされたお食事系のマフィン。
これひとつでもかなり食べ応えがあり、お土産にしても喜ばれそうです!
マフィン単品は1個300円。ランチセットはサラダとスープが付いて850円です。
食後はハーブティーでまったりと。
この日はカモミールにアップルミントと紅茶が少々入ったブレンドでしたが、その香りのよさに、午後の仕事も忘れて昼寝したくなるほどリラックスしてしまいました。
テッセンや野バラが満開を迎え、これから7月から8月にかけては山ユリ、9月はコスモスが見頃を迎えます。
7月にはブルーベリー園のブルーベリーも収穫時期を迎えます。
鳥や虫の音を聴きながら、おいしい野菜と美しい花々を堪能する、非日常のティ&ランチタイム。
ぜひ一度お試しください!
花伝舎の営業は4月下旬〜11月中旬(雪の状況によって)の10:00〜17:00。
カフェのご利用のお客さまは入園料無料です。
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石仏と戸隠連峰を望む豊岡さんぽ。
こんにちは。むしむしと、梅雨らしいお天気が続いております。
皆さま体調はいかがでしょうか?
我が家のチビはまた熱を出して保育園をお休み。
寒暖の差が激しい季節の変わり目に熱を出してデトックスするのは正常な反応ということ。子どもの体はまさに自然そのものですね。
さて、先日の便りでご紹介した「戸隠さんぽ隊」。第1回目はあいにくの天気のため延期。
予定より2日遅れの6月28日(金)に開催しました。
延期にも関わらず、都合をつけて参加してくださったのは5組10名の親子。
戸隠運動場付属施設「友遊」にて出発前の記念撮影!
本日のテーマはタイトルのとおり、長野市戸隠支所がある豊岡地区の田園地帯を
石仏や戸隠山の眺望を楽しみながら巡ります。
雲は多いものの、青空も見え、まずまずのおさんぽ日和。
満開の夏そばの花。そばの花の匂いがこんなに有機的な匂いって、戸隠に住むまで知りませんでした!
こちらは葉タバコ。もうすぐピンク色の花が咲きます。
戸隠では高度経済成長期、換金作物として葉タバコの栽培が盛んでしたが、
農家の高齢化からその数もめっきり減りました。
畑にはソバ、タバコ、モロコシと、戸隠を代表する作物。
さんぽ隊のメンバーが何やらおいしいものを見つけたようです。
ゆすら梅。子どもの頃に食べた懐かしい甘酸っぱさ。
ベビーカーを押しながら、お母さん達のおしゃべりも弾みます。
道ばたに今日のテーマでもある石仏(道祖神)を発見!
○永八年...読めないですが、つないだ手の直線的なフォルムが歴史を物語っています。
赤いずきんのお地蔵さま。
戸隠支所前の道標。「右 とがくし山道 左 八まんさんけいどう」
地元の古老に伺うと、「八幡さん」は産土神の豊岡神社のこと、「けいどう」は街道のなまりだそうです。
こちらは支所の東南を通る通称「よこ道」に立つ道祖神。
坂を上って見えて来たのは社会福祉施設に併設する「しょうまの家」。
平日の11時〜15時まで軽食と喫茶が楽しめます。
200メートルほどの坂を上り切った丘の上に到着!
今回、さんぽ隊のメンバーに一番見てもらいたかった景色は...
若干雲がかかっていますが、西に戸隠連峰、北に飯縄山のワイドビューが楽しめるビューポイント(昔は牛の牧場だったそう)。
秋は周囲の畑にそばの花が開花し、さらに素晴らしい眺望が見られます。
そして、長野市天然記念物「豊岡のカツラ」。
親鸞上人の杖から生えたという言い伝えがある樹齢800年の巨木。
秋には黄金色に紅葉した葉から甘い香りが漂い「お香の木」とも言われます。
のどかな農村地帯はベビーカーを押してのおさんぽにぴったり。
この仏さま、ボクに似てる?
八幡さまを祀る豊岡神社へ。
さんぽの安全と成功を祈願しました。
狛犬の表情は神社ごとに違うので、比べるのも参拝の楽しみのひとつです。
境内にはこんな形の小さなお宮も。右側は飯綱神社里宮です。
隊員から「あそこに見えるのが家です!」の声が。
背景に戸隠山。最高の環境ですね!
この祠、よく見ると「見ざる言わざる聞かざる」の彫刻が!
何でも面白がり、立ち止まって観察することが地域の魅力発掘につながります!
予定より30分オーバーの1時間半のさんぽを終え、友遊に戻って来ました。
この後、室内で模造紙を使って今日歩いたコースのまとめ。
子ども達をあやしながら約40分ほどで書き上げました!
「のどかな田園風景と石仏をめぐる豊岡さんぽMAP」。
そばの花が見頃になる6月下旬から7月初旬と紅葉の10月中旬がおすすめです!
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田園と宿坊のある風景をめぐる宝光社さんぽ。
こんにちは。梅雨が明け、標高1000mの高原にも真夏の日差し届く季節となりました。
我が家の近くで5月初めに放ったホタルの幼虫は、無事成長し、ここ数日、毎晩幻想的な飛行を見せてくれています。
私の撮影技術ではお見せできないのが残念!
さて、今回は7月4日(木)に開催した「戸隠さんぽ隊」宝光社さんぽのご報告です。
2回目の今回も、延期を覚悟した微妙な梅雨空。
集合時刻の9時半になると雨が降り始め、一時はどうなることかと思いましたが、
車を乗り合わせて戸隠商工会館2階の会議室に移動し、荷物を置いた頃には雨脚が弱まったことから、傘を手に出発!
今日は11名のお母さん達と、子どもに加え、テレビ局の取材も入り、
にわかに大所帯になったさんぽ隊です。
まずは戸隠商工会館(戸隠観光案内所)の駐車場の角にある道標の説明から。
「右 宝光院御宮 左 鬼無里道」
ご存知のとおり、戸隠神社はその昔、戸隠山顕光寺というお寺でしたが、ここにも神仏混合の名残が見られます。
歩き始める頃には、奇跡的に雨が上がりました!
商工会館の前(写真後方)にしめ縄が張ってありますが、ここからが「戸隠」。神々の世界の入口です。
お次は長野吉田高校戸隠分校内にある川端康成文学碑へ。
こちら、以前の記事でご紹介しましたので、ここでは省略。
この辺りは宝光社の前原という地区。異世界(あの世)の入口ということで、
墓地や火葬場が作られ、人が住まない場所だったそうです。
分校から歩いてすぐの所にあるのは宝光社地蔵堂。
ご本尊は、弘法大師が発見したという延命地蔵様。
戸隠開山の祖といわれる学問行者像、修験道の開祖役行者像、あの世の入口の裁判官である十王像などなど、苦難の時代を乗り越え、守られた像の数々が安置されています。
歴史のお勉強の後はのんびり田んぼのお散歩コースへ。
県道36号線の脇道を入ると、これぞ別世界のような田園地帯が広がっておりました。
赤い花をつけた高原花豆。
田んぼの向こうに、晴れていれば北アルプスも眺望できます。
満開のあやめと記念撮影するあやめちゃん(6月生まれだそうです)。
田んぼの間の道を歩くこと10分。
築280年の伝統的たたずまいを残す武井旅館に到着。
今回のさんぽ隊の目玉企画。旧宿坊のお宝拝見です!
女将の武井祐子さんが、戸隠神社の歴史や武井家先祖代々が廃仏毀釈時代を経て守り継いだ釈迦如来像等について、
わかりやすく解説してくださいました。
御神殿の中に安置されている御神鏡も拝観。鏡の周りに光背がついた大変珍しいものだそうです。
貴重なお話を伺い、大満足のさんぽ隊ご一行。
道祖神や馬頭観音が集まっている墓地の前を通り、再び商工会館へ。
お母さん達のお勉強につき合ってくれた子どもたちはお腹が空いてぐずり始めましたが、ここでもうひと頑張り!
隊員の皆さんが思い思いに書いてくれたキーワードをまとめ。模造紙に絵地図を作成しました。
できました!
今回のタイトルは「神々に守られた田園と宿坊のある風景をめぐる宝光社さんぽMAP」。
戸隠神社宝光社の御祭神は天表春命(あめのうわはるのみこと)。女性と子どもの守り神とも言われます。
ぜひ折に触れご参拝くださいね。
この後、希望者で宝光社の旧宿坊のひとつ、御宿小谷へお蕎麦を食べに参りました。
お蕎麦を待つ間、ご主人が、小谷家の家宝であり、長野県法でもある銅製不動明王御正体についてパネル写真で説明してくださいました。
次回平成27年の式年大祭で実物を拝観できるそうです(戸隠神社青龍殿にて)。楽しみです!
コシのある冷たいお蕎麦と楽しいおしゃべり。
たくさん歩いた後なので、大ざるそば(950円)もつるりと平らげました!
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宝光社の"女将の味”の秘密を探る!
こんにちは。田んぼからはカエルの合唱に加え、ヒグラシの涼しげな声も聴こえる季節となりました。
日中は暑さを感じても、朝晩はちゃんと気温が下がり、エアコンいらずの戸隠です(夜は寒い日もあるので布団が必要)
キュウリ、トマト、ナス、モロコシなど、夏野菜の収穫が本格的に始まり、お百姓さん達は大忙し。
採れたての野菜は、何も付けなくても、ぎゅっと水分が詰まっていて、最高のご馳走ですね。
そう、「ご馳走」こそ今回のテーマ。
先日、宝光社旅館組合の料理試食会にお呼ばれしました。
宝光社地区の14軒の旅館(旧宿坊)からなる旅館組合では、
年に2回、長野市吉田にある日本料理ゆ庵の湯本忠仁氏を講師に招き、
おもてなし料理の講習会を行っているそうです。
試食会の前に、少し調理室にお邪魔しました。
今回は、夏のおもてなしの提案ということで、前菜1品、主菜2品、副菜1品のお品書きが用意され、
参加した11軒の旅館の女将さんたちが、湯本先生の手ほどきを受けながら、手際良く調理を進めていました。
長野割烹調理師会会長であり、日本の名工として長野県で初めて調理師名工に認定されたという湯本先生。
その温厚で気さくなお人柄に、調理室の中もとても和やかな雰囲気。
料理が出来上がると、盛り付け、配膳、洗い物など女将さんたちのチームワークもばっちりです。
12時の時報が鳴る頃にはすっかりお膳の用意が整い、先生のありがたい講評を拝聴。
戸隠に通って27年になるが、この空気と水のおいしさが何よりのご馳走。
新鮮な野菜はあれこれ加えず、素の味を引き立てるような調理法が一番。
お客さまに素材の味を楽しんでもらうような提供の仕方をするように、とのお話でした。
前菜は夏の寄せ物。
オクラとミョウガ、カニかまを寒天とゼラチンで固めて冷やしたもの。
これに大根おろしと、酸味のあるドレッシング(しょうゆ、さとう、みりん、酢)をかけていただくのがポイント。
爽やかで、食欲をそそる前菜に最適な一品です。
こちらは、信州サーモンと夏野菜の盛り合わせ。
軽井沢と明科の水産試験場で養殖されている信州サーモン。
酸味のあるジュレが脂ののったサーモンをさっぱりと引き締めて、冷酒にも合いそう...
もうひとつの主菜は信濃地鳥の胡麻ソースがけ。
柔らかい地鳥のムネ肉は、天ぷら粉と卵の衣をまとい、食べ応え十分です。
ナスの揚げ浸し、飛竜頭、そば粉のクレープも添えられ、豪華な一皿ですが、
先生はこの一皿が2、3品に分けられるとおっしゃっていました。
小鉢の中は、あわび茸と山芋の和え物。
これなら家でも真似できそう!
お食事は茶飯、そばすいとんと千切り大根の卵とじ味噌汁。
宝光社地区では、伝統的に料理の品数や量が多いそうですが、この日も試食会とは思えないほどのボリュームでした。
どのお料理も素材の味が引き立てられた、舌にやさしい味。
宝光社の女将さんたちの学びの場でもあり、交流の場でもある、おいしく愉快なひとときでした。
皆さま、ぜひ各お宿で味わってくださいね!
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戸隠で夏休み。〜戸隠キャンプ場&牧場へ〜
こんにちは。
今週は雨が降ったり止んだり、普段以上にマイナスイオン多めの戸隠です。
さて、学校はいよいよ夏休み。ご家族でお出かけになる機会も多いと思います。
私の子どもの時代を振り返ると、夏休みといえばプール、花火、そしてキャンプ。
キャンプで何を作るかを考え、買い出しに行くのがとても楽しみでした。
そんなことを思い出しながら、よく晴れた土曜日の朝、子どもを連れて戸隠牧場&キャンプ場へ出かけました。
昨年リニューアルオープンした戸隠キャンプ場。
県道36号線の戸隠キャンプ場バス停からすぐの所にキャンプ場の受付を兼ねた戸隠高原ウェルカムハウスがあります(詳細は記事の後半で)。
この日は隣接の牧場へ直行。
キャンプ場入口から700m先の牧場管理事務所前の駐車場が利用できます。
牧場の入場料は小学生以上200円。
五地蔵山と高妻山を正面に見ながら、セミとカッコウの声をBGMに100mほど歩きますと動物たちが見えてきます。
牧場内は愛犬を連れてのお散歩もOK(リードを付けて)。
ドッグラン(無料)もあるので、ワンちゃんの運動にも最高の環境です!
まずはウサギ、ミニブタ、ヤギ、子牛などと触れ合える「ふれあい動物園」へ。
1歳半の息子は、金網越しに動く動物を見た時点で抱っこを求め、
中に入るとギャン泣き…(この後も、ずっと抱っこでした)
手作りの顔ハメは雨よけガードまで付いていていい感じ!
やや高い位置に穴があるので、5歳の娘はよじ上っていました。
(子ども用に台があるといいですね…。)
ヤギを見ると『3匹のヤギのガラガラドン』を思い出しますが、
ヤギドンたちは本当に草を食べるのが大好き。干し草より生葉が好きなようです。
子牛も近寄って来て、子ども達は大騒ぎ。
牛さん達はみな牛舎でまったりしていましたが、夏休み中は乳搾り体験もできるそうです(1人600円)。※日時等はHPでご確認ください。
ちょうどお馬さんのお昼タイム。おっかなびっくり草を差し伸べる娘。
息子は馬の鼻息で怖じ気づき、またギャン泣き。
遊具や水遊びができるせせらぎもあります。
水の冷たさにびっくり!戸隠連峰の雪融け水です。
新しいトイレにはベビーチェアやウォッシュレットもあり、清潔で快適です。
順番が逆になってしまいましたが、牧場からの帰り道、ウェルカムハウスへ立寄りました。
外には野菜の直売コーナーも。バーベキューに使えそうですね!
まずは娘とお約束のソフトクリーム(バニラ・チョコミックス)をいただきます。
牛乳の味が濃厚なわりに、さっぱりしていておいし~!
※通常価格350円ですが、戸隠観光案内所にあるクーポン券を使えば100円引きになります。(夏期限定)
ショップ内で目を引いたのは「となたな」というコーナー。
「と」がくしと「な」がの逸品が並ぶ棚&店ということで、リンゴジュースからお醤油までキャンプ場スタッフ一押しの特産品を集めたそう。お土産に喜ばれそうなものがいっぱいです。
そして、戸隠ならではといえば、登山記念のピンバッジ(530円)。
戸隠山と高妻山をつなげると戸隠連峰が出来上がります!
こちらは戸隠Tシャツ(S~L 2500円)。
いずれもスキーハーフパイプの日本代表選手、戸隠出身の曽根原功さんのデザインだそうです。
戸隠散策に必携、熊よけの鈴。金色に光るのは燕三条の真鍮製で一生ものです(2400円)!
戸隠・長野、近隣エリアの観光パンフレットなど観光情報も充実のウェルカムハウス。
今後は戸隠そば店などの紹介もする予定だそうです。
ウェルカムハウス横のトイレも、広くて清潔。
バリアフリートイレにはオムツ替えスペースもあるので赤ちゃん連れの方も安心です!
戸隠キャンプ場には手ぶらでキャンプやバーベキューができるセットもあります。
夏の思い出づくりに、ぜひご家族やお仲間でお出かけください!
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古民家でおばあちゃんの昔話を聞く。
こんにちは。7月下旬から雨が降ったり止んだりの梅雨のようなお天気が続く戸隠。
朝晩は涼しく、タオルケット1枚では肌寒く感じることもあります。
寝苦しくて眠れなかった都会ぐらしを思い返せば、天国のような環境に感謝です。
さて、今回は夏の休日、戸隠のとある古民家で行われた「戸隠さんぽ隊 古民家でおばあちゃんの昔話を聞く会」のご報告です。
6月に立ち上げ、これまでに3回、地区内を歩き、住民目線で戸隠の魅力を発見しながらMAP制作の下準備をしてきた「戸隠さんぽ隊」。
次世代に残していきたい戸隠の魅力とはなんだろう、
と考えたときに、さんぽで発見した自然風景はもちろんですが、
やはり、子育て中の私たちが歴史や文化というものをもっと知り、
子どもたちに語り継いでいければとの思いを込めて「昔話を聞く会」を開催しました。
会場は戸隠支所のある豊岡地区の南側の田園地帯の一角にある築80年のお宅です。
この秋、体験型民宿「戸隠ゆったり庵」としてオープン予定で、現在内装工事中ですが、さんぽ隊の主旨にご賛同いただき、30畳近くある広間を使わせていただけることに。
庭からは、前回のさんぽ隊で歩いた柵地区が遠望できます。
日曜日とあって、パパや夏休み中のお兄ちゃん、お姉ちゃんなどご家族でお出かけくださった隊員の皆さん。合計で10家族、32名が集まりました。
語り部は元小学校の先生でもあり、未就園児とママのための子育て学級を立ち上げるなど、戸隠の子どもたちと長年関わってきた、子育ての大先輩、宮下英子さん。
戸隠神社中社の樹齢800年とも千年ともいわれるご神木・三本杉にまつわるお話を、子どもにもわかりやすいようにパネルシアター(ネル生地を貼った板=パネルに、不織布に書いた劇画をのせると、くっつくしかけ)で語ってくださいました。
三本杉については、いろいろな言い伝えがありますが、今回は、八百比丘にまつわるお話。
〜三本杉のお話 あらすじ〜
若狭の国の漁師は、奥さんを亡くしてから3人の子どもと暮らしていました。
漁の最中に人魚を捕まえて殺し、その肉を家に持ち帰り、戸棚にしまいました。
翌日、父の帰りを待っていた子どもたちは、お腹がすいたので、戸棚にあった肉を食べてしまいました。
「人魚の肉を食べた者は人魚になる」という言い伝えのとおり、子どもたちは3日もたたないうちにひれが生え、鱗がついて、人魚になってしまいました。
子どもを失った漁師はすまないことをしたと、悲しみに明け暮れていましたが、
ある夜、「生き物を殺した罪と人魚の魂をつぐなうために、信濃国の戸隠大権現へ行き、お参りをしなさい。3人の子どものために三本の杉を植え、戸隠神社を八百日お参りしなさい」とお告げがありました。
漁師は剃髪してお坊さんになり、「八百比丘」と名を改めて戸隠へと旅立ち、神社を八百日お参りして、お告げのとおり、3本の杉の木を三角の形に植えました。
人魚の肉を食べた子どもが人魚になってしまうという怖いお話ですが、おばあちゃんの穏やかで、よく響く声に、子どもたちはもちろん、さんぽ隊のお母さんたちも引き込まれるように聞き入っていました。
お話のあとは、お茶とキュウリでおしゃべりタイム。
ゆったり庵さんの手作りおやきもいただき、子どもたちとのんびり、ゆったりくつろぎました。
小さな子どもにお話を聞かせるのは、大変なことですが、
囲炉裏端に家族で集まり、おばあちゃんの話をきき、お茶を飲む機会は、ここ戸隠でも失われつつあります。昔は日常だった一コマが、実は家族の絆や情報交換、文化の継承までいろいろな機能を持っていたのだと思います。そんな機能回復とまではいかないまでも、子育て中のお母さん達の交流、多世代交流の場として、またこんな集まりができたらいいなと思います。それが地域の魅力発信、すなわち、観光振興にもつながると信じて。
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戸隠で夏休み〜牧場でカフェランチ〜
こんにちは。
お盆真近、真夏の日差しが照りつけておりますが、吹く風は爽やかな戸隠です。
キャンプ場の近くの沢では、夏休みの子どもたちの元気な声が響いています。
(写真はキャンプ場内に咲くギボウシ)
ということで、夏休み企画第2弾!
今回は戸隠キャンプ場(牧場)内でゆっくりしたい時におすすめのカフェをご紹介します。
この看板を目印にキャンプ場を通り過ぎて、牧場の入口へ進みます。
牧場のゲートを通過すると右手に現れるお店がカフェ フルーリーです。
フランス語で「花が咲く」という意味のフルーリーさんは、
以前にそばスイーツ特集でもご紹介したそば粉入りのケーキを焼いていらしゃる
曽根原ユカさんのお店です。
木の風合いがやさしい雰囲気の店内はテーブル席が28席。
ギャラリースペースにはオーナーのご主人でプロスキーヤーの曽根原忠さんの作品が常設されています。
戸隠の自然風景を中心に、季節ごとに入れ替えながら展示しているそうです。
2004年にオープンし、間もなく10年目を迎えるフルーリーさん。
戸隠牧場内で唯一のカフェということで、ケーキやそばソフトなど、カフェメニューが人気です。
今回はランチタイムのおすすめメニューということで、
そば粉入りのオリジナルピザ(直径27cm)1300円(そば粉の有無は選択できます)をいただきました。
桜のチップで自家薫製したベーコンと、戸隠産のトマト、タマネギ、ピーマンにチーズがたっぷり。
バジルの香りが食欲をそそります。
クリスピータイプの薄い生地は、サクサクの食感。
1割ぐらい入っているというそば粉の風味が、香ばしくて美味!
ピザは全部で6種類、フルーリー特製スパイシーカレーや、パスタなどもあり、
ご家族やお仲間なら、数種類を取り分けて食べるのも楽しいですね。
そば粉入りの焼き菓子(400円)はおみやげにおすすめ!
オープンテラスで山を眺めながら、一服するのも気持ちよさそう!
専用の犬つなぎ場があるので犬連れのお客さまも安心です。
店内では、曽根原忠さんの写真集や、戸隠山、高妻山登山記念のピンバッジも販売しています。
カフェ フルーリーの営業は5月1日~11月3日の期間限定(不定休)。
10時~16時半までです。
夏休み、戸隠キャンプ場や牧場へお出かけの際は、
ぜひお立ち寄りください!
※別途牧場入場料(小学生以上200円)がかかります。
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戸隠で夏休み。(2)〜牧場でカフェランチ〜
こんにちは。
お盆真近、真夏の日差しが照りつけておりますが、吹く風は爽やかな戸隠です。
キャンプ場の近くの沢では、夏休みの子どもたちの元気な声が響いています。
(トップの写真はキャンプ場入口付近に咲くコバギボウシ)
ということで、夏休み企画第2弾!今回は戸隠キャンプ場(牧場)内でゆっくりしたい時におすすめのカフェをご紹介します。
この看板を目印にキャンプ場を通り過ぎて、牧場の入口へ進みます。
牧場のゲートを通過すると右側に現れるカフェ フルーリーです。
(別途牧場入場料:200円)
フランス語で「花が咲く」という意味のフルーリーさんは、
以前にそばスイーツ特集でご紹介したそば粉入りのケーキを焼いていらしゃる
曽根原ユカさんのお店です。
木の風合いがやさしい雰囲気の店内はテーブル席が28席。
ギャラリースペースにはオーナーのご主人でプロスキーヤーの曽根原忠さんの作品が常設されています。
戸隠の自然風景を中心に、季節ごとに入れ替えながら展示しているそうです。
戸隠牧場内で唯一のカフェということで、人気のお店。
2004年にオープンし、間もなく10年目を迎えるフルーリーさん。
ケーキやそばソフトなど、カフェメニューも人気ですが、
今回はランチタイムのおすすめメニューということで、
そば粉入りのオリジナルピザ(直径27cm)1300円(そば粉の有無は選択できます)をいただきました。
桜のチップで自家薫製したベーコンと、戸隠産のトマト、タマネギ、ピーマンにチーズがたっぷり。
バジルの香りが食欲をそそります。
クリスピータイプの薄い生地は、サクサクの食感。
1割ぐらい入っているというそば粉の風味が、香ばしくて美味!
ピザは全部で6種類、フルーリー特製スパイシーカレーや、パスタなどもあり、
ご家族やお仲間なら、数種類を取り分けて食べるのも楽しいですね。
そば粉入りの焼き菓子(各400円)はお土産にぴったり!
戸隠山と高妻山の登山記念バッチもお求めいただけます。
オープンテラスで山を眺めながら、一服するのも気持ちよさそう!
犬連れのお客さまも安心です。
カフェ フルーリーの営業は5月1日~11月3日の期間限定(不定休)。
10時~16時半までです。
夏休み、戸隠キャンプ場や牧場へお出かけの際は、
ぜひお立ち寄りください!
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戸隠で忍者の秘密を探る。
こんにちは。
昨日は雨雲にすっぽり包まれていましたが、今朝は陽光が眩しい戸隠です。
女心と秋の空は何とやら…お天気が変わりやすいこの季節、お出かけには雨具があると安心ですね。
観光案内所では、お客さまから「雨だけど、どこへ行ったらいい?」という質問やお問合せがよくあります。
戸隠の観光名所である奥社参道杉並木も、戸隠森林植物園も、鏡池も、すべて自然のフィールド。
雨用の装備をしていらっしゃらないお客さまや小さなお子様連れのお客さまにとっては、残念な結果になりかねません。
ということで、今回は、雨の日、子ども連れでも楽しめる観光スポットをご紹介します。
またまた5歳の娘と1歳半の息子を連れて(息子は体調不良のためおんぶ)参りましたのは、奥社入口反対側のこの看板が目印、「戸隠民俗館、忍法資料館、忍者からくり屋敷」です。
受付にて3館共通のチケット(大人500円、小・中学生350円)を購入した後、まずは茅葺き屋根の戸隠民俗館(第一資料館)へ。
江戸中期に建てられ、戸隠神社社領から上納される年貢米を保管した穀倉だった建物。
明治以降は最初の学校として使用されていたものを元村役場の近くからこの場所に移築展示しています。
中へ入ると、戸隠名産の竹細工製品をはじめ、装束から農耕機具まで当時の生活を物語る民俗資料がぎっしり!
わらじや板スキーなど、生活に身近な物もあったので、子どもにも説明しやすく、じっくりと見ることができました。
外には忍者の使っていた、毒草、薬草を栽培している花壇が。
戸隠忍者と聞いて、わくわくする方もいらっしゃるでしょう。
そもそも、戸隠と忍者の関係は?と思う方もいるかもしれません。
戸隠流忍術の開祖は平安末期、木曽義仲の家臣仁科大助と言われています。
戸隠と飯綱で修行した技に伊賀流忍術を取り入れて完成させた戸隠流忍術の特徴は、敵にあっても先に攻撃しないで相手の戦闘力を奪う戦法だということです。
ということで、もっと詳しくお知りになりたい方は、こちらへどうぞ。
もと鬼無里村の大農の住宅を移築した、総ケヤキ造りの立派な建物。
1階は昔をしのぶ憩いの場、2階が戸隠流忍法資料館(第二資料館)となっています。
まずは2階へ。
天井が高く、広い空間に、忍具などたくさんの忍者関係資料が展示されています。
娘の興味を引いたのは、壁一面に並べられた実技の写真パネル。
「忍者って本当にいたんだ」といいながら、見入っておりました。
初めて見る忍具のあれこれは、どれも珍しく、もっとよく見たかったのですが、
黒服を来た忍者の人形に、息子はおどけてグズグズ..。
今回はやむを得ず、足早に退散しました。
広々とした1階のお座敷。晴れていれば正面に戸隠連峰を望めます。
足を伸ばして深呼吸したいですね。
忍者についてお勉強した後は、忍者からくり屋敷(体験資料館)へ。
扉の向こうの怪しい雰囲気に、子どもたちは入る前からびくびく…。
「こわい〜」を連発し、なかなか入ろうとしない娘でしたが、
「全然怖くないよ〜、大丈夫だよ〜」と、受付にいた優しいおじさんになだめられて、ようやっと入館。
どうせ子供だましだろう…なんて、侮ってはいけません。
中には大人も子ども真剣になって探さないとわからない、
カラクリが次から次へと待ち構えていました。
※内部は撮影禁止
迷路のような部屋と部屋を、見ず知らずのお客さんと情報交換しながら進んでいくのも面白いもの。
初めは泣きべそをかいていた娘も、全部が斜めの「不思議な部屋」が気に入ったらしく、何回も畳を駆け上がって、忍者修行(?)をしていました。
カラクリの世界から出てくるまで、たっぷり30分。
こちらには日本文化に興味のある外国人観光客も多く訪れるとのことですが、
中には、日本人の倍ぐらいの時間をかけて回る方もいるそうです。
からくり屋敷前の顔ハメ看板で記念撮影。
撮影用の三脚もあるので、便利です
屋外には子どもたちが大好きなアスレチックがあります。
この「戸隠連峰縦走」はかなりハード!
途中「足場危険!」と標記され、未就学児の子どもには太刀打ちできない部分もありますので小さなお子様には付き添いが必要です。
娘も、あきらめるかと思いきや、悔し涙を流しながら何度もトライ!
母の手を借りながら、なんとか縦走を成し遂げました。
忍者修行の極めつけは手裏剣道場で!
敵を倒すより、手傷を負わせる武器だという手裏剣。
1回(7枚)につき150円で、手裏剣による的当てを楽しめます。
大人用、子ども(女性)用に分かれているので、誰でも気軽にチャレンジできます。
的に5回以上当たると、かわいい景品が待っていますが、娘はあいにく撃沈
まだまだ修行が足りません
忍者修行の後は、「珈琲の館」で一休み。
母は木いちごジュース(400円)、娘はストロベリーのソフトアイス(350円)。
木いちごジュースは甘酸っぱくて、暑い日にはうってつけでした。
売店にはお子様が喜ぶ忍者グッズや戸隠ならではのお土産がたくさん!
雨の日でもお子様と一緒に楽しめる戸隠民俗館、戸隠流忍法資料館、忍者からくり屋敷。
ぜひ一度お出かけください!
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戸隠古道歩きのすすめ。
こんにちは。雨の多い一週間となりました。
山は今日も雲の中ですが、空には風に遊ぶ鳶、野にはそばの花、黄金色の稲穂、花豆の赤い花...高原の秋は色彩に溢れています。
暑くもなく、寒くもない、戸隠を歩くのはぴったりの季節です。
ということで、今回は戸隠参拝古道歩きのおすすめ。
一之鳥居から始まるかつての戸隠神領域に残された、戸隠参拝古道。
一之鳥居から中社まで53丁、中社から奥社まで36丁、総距離は約10kmに及びます。
雑木林の中に続く道を、生き物の営みを感じながら歩くのもいいですが、
こちらの拓本集印帳を片手に、古の物語をひもときながら歩いてみるのはいかがでしょう。
今年度のパンフレットにもご紹介しておりますが、戸隠古道の史跡や景勝地等30ヶ所に、石碑が建てられ、拓本集印ができます。
たとえば、こちらは、中社駐車場の山側の道を進んだ所にある女人堂跡。
その昔、奥院は女人禁制だったため、女性はこの地から遥拝したといわれています。奥院道と越後道の分かれ道でもあり、「右えちごみち 左 おくのいん」の道標が建っています。この石碑をよくみると、上部に凹みがあることに気が付きます。
梵字が刻まれていた跡で、明治の廃物希釈の際に、削られたそうです。
各所の印のデザインにも、歴史物語の一幕がよく表されています。
こちらは女人堂跡の先にある「女人結界の碑」のデザイン。
こちらは戸隠キャンプ場入口近くにある「念仏池」のもの。
鎌倉時代に、戸隠参詣にいらした親鸞上人が発見したといわれる念仏池。
上人が「南無阿弥陀仏」と唱えると、ぶくぶくと砂を吹き上げたと伝えられています。
このように、その場所に残された歴史の片鱗についての知識があれば、歩く楽しみも増しますね。
戸隠古道の歴史を詳しく知りたい方は「古道を歩く戸隠神社五社めぐり」(信濃毎日新聞社)が参考になります。戸隠観光案内所や蕎麦店、土産物店でも購入できます。
また、地区内の旅館の主人のガイドによる「戸隠参拝古道五社巡りウォーク」も定期的に開催しております(次回は10月4日(金)、31日(金))。
ご興味のある方は奮ってご参加ください!
そして、30個全て集印された方は、戸隠観光案内所にてささやかな記念品を贈呈致します。
観光協会オリジナルの印もありますので、ぜひお立ち寄りください。
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戸隠花図鑑(4)
こんにちは。
農家の高齢化が進み、あちこちの休耕田がそば畑に衣替えしている戸隠ですが、
地形をうまく利用した田んぼに稲穂が垂れる風景は、やはり、何度見ても素晴らしく、
この風景がいつまでも残ってほしいと勝手に願う秋の空です。
さて、今回は、秋の花特集第2弾!
戸隠森林植物園や越水ヶ原(戸隠スキー場近く)で8月末から9月初めにかけて撮影した花や木の実をご紹介します。
トップバッターは清楚な印象のアケボノソウ(リンドウ科)。撮影地:戸隠森林植物園(以下同)
花びらの先の斑点を明け方の星空に見立てて和名が付けられたそう。ロマンチック
こちらは、珍しいアケボノシュスラン(ラン科)。
ツタの先に花を咲かせるツルニンジン(キキョウ科)。
長野県花といえば、リンドウ(リンドウ科)。撮影地:越水(以下同)
見上げれば、樹々にも実りの秋が。
ヤマボウシ(ヤマボウシ科)。
風に揺れるとかわいいツリバナ。
秋そばの花は、見頃満開を迎えております。お早めにお出かけください!
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戸隠「大盤振舞いそば」レポート
こんにちは。
しばらく更新をさぼっている間に、朝晩の冷え込みが強くなり、昨日は今シーズン初めてヒーターのスイッチを入れました。
既に多くの田んぼで稲刈りが行われ、はぜがけされた稲が冷たい風にさらされて、おいしい新米が食卓に上がる日ももうすぐです。
さて、昨夜は第44回戸隠そば祭りの前夜祭ともいうべき「大盤振舞いそば」が戸隠内の19店のおそば屋さんで行われました。
毎年恒例となっていたこの行事ですが、残念ながら今回が最後。テレビ番組等の報道の影響もあり、そば猪口は前日までにほぼ完売でした。
この日のために、県内外から戸隠へお出かけくださった方もたくさん。
早い所では開店1時間前から行列ができ、皆さまの期待と気合いが溢れていました。
普段なら静寂に包まれる夜の戸隠。
これだけ大勢の人で賑わうのは、一年を通してもこの日が一番かもしれません。
我が家も、子連れで参戦!
とはいえ、下の子は1歳児、5歳の娘もそんなにそばが好きじゃないからと、タカをくくって、そば猪口は2つしか購入していませんでした。
子ども達には事前にパンやバナナを食べさせたにもかかわらず、娘は我が者顔でおそばをつるつる
出かける前は「おそばやだ〜」と言っていたのに…
喉越しのよいざるそば。早い人は数分で食べ終わり、お客さんはどんどん回転していきます。
食べ歩きの面白いことは、お客さん同士が顔なじみになり、
次の店で「また会いましたね」とか、「何軒目ですか?」というような会話が弾むこと。
あの店は混んでいたなど口コミで情報収集し、作戦を立てた方もいたようです。
暗闇の中、そば祭りの提灯と旗をたよりに次のお店を目指すのも、わくわくします。
父と一緒に3枚のざるそばを食べ、「もういっけんいきたい!」と意気込んだ娘も、
4軒目となると、さすがに一口で「もうおなかいっぱい〜。」
最後にしっかりと温かいそば湯をいただいてご馳走さまでした!
(途中でそば湯を飲んでしまうと満腹になって次のそばが食べられなくなるので)
こうして、「大盤振舞いそば」の熱い夜は終わりましたが、
来る11月1日の新そば献納祭からが戸隠そば祭りの本番!
大盤振る舞いには来られなかった方も、11月にはぜひ、5枚綴りの半ざる食べ歩き券をお求めいたいただき、風味豊かな戸隠の新そばを食べにいらしてください。
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